CULTURE

世界初、画家×BE@RBRICKのミュージックビデオが完成!

レコード会社が画家を手掛けるという、世界的に見ても異例のプロジェクトに注目が集まっている、0.3ミリペンを使い細密画を描く現代美術家“笹田靖人”。プロジェクト第一弾としてBE@RBRICKの世界発売が決定し、6月10日よりMEDICOM TOY PLUS(表参道ヒルズ)にて先行販売される。
そしてその世界観を表現した世界初となる画家×BE@RBRICKという異例のミュージックビデオが完成した。
映像を制作するにあたり、まずはこのBE@RBRICKのイメージでもあり、笹田靖人を象徴するデザインである「KUJAKU」の為の音楽を制作することから始まった。
音楽を担当するのは、世界的にも評価が高く、海外リリースやツアーも精力的に行っているmouse on the keys。
彼等に渡されたのは、笹田の過去作品数点の画像データと、「KUJAKU」のデザイン画データのみ。メンバーの川崎はそこからイメージを膨らませ、まさに「KUJAKU」の持つ世界を表現した楽曲を創り上げた。
mouse on the keysの持つ、ミニマルなフレーズを複雑に構築し、アグレッシブなリズム隊で引っ張って行く音楽は、笹田が持つ、様々な要素を詰め込みながら1枚の絵画にまとめあげる手法と見事にリンクしている。煌びやかさと緻密さと反骨精神。それが音楽でも完璧に表現されている。
そして、ミュージックビデオの監督は、独創性高いアプローチで数々の話題作を制作してきた田辺秀伸。「画家のための、そしてCDでもDVDでもなくトイのためのMV」という、普通ではあり得ないオーダーを軽々とクリアしている。

撮影は実際に笹田のアトリエで行われた。BE@RBRICKの発売に合わせて制作している約240cm×180cmの巨大絵画「KUJAKU」を描いている姿も収められ、オリジナリティ溢れる制作過程の一部を垣間見る事ができる貴重な映像は必見。映像も楽曲同様、煌びやかで、緻密で、同時に反骨精神をたっぷりと含んだ素晴しい出来映えとなっているので是非チェックして欲しい。

 

  笹田靖人はこれまで東京、ニューヨークなどで個展を開き、昨年はアジア最大のアートフェア「上海芸術博覧会2016」にも招待された。今年はIKEAの国際的に有名なアーティストからなる限定品コレクション「IKEA ART EVENT 2017」にも日本人として唯一選出されている 。また、画家という枠に収まらず、2014年秋冬のパリコレでは世界的ファッションブランド・Yohji Yamamotoとのコラボレーションを果たしている。アート界のみにとどまらず、さまざまなフィールドで、今最も注目されている芸術家であり、これから続いていく世界照準のプロジェクトに期待が集まる。
<mouse on the keys 川﨑昭コメント>
この曲は、笹田靖人さんのBE@RBRICK ”KUJAKU”の絵からインスパイアされ作曲しました。孔雀の羽模様の曼荼羅のようなミニマル感、桜の花びらの散る儚げな様子、夜空に浮かぶ黄緑色に輝く月、赤くやや錆びた鋼鉄の壁の工業地帯感、古来とレトロフューチャーな日本のイメージが同居する笹田さんならでは作品を音楽で表現しました。
<田辺秀伸監督コメント>
様々な笹田さんの作品や制作行程から表情などを撮影させていただき、笹田さんの繊細でエネルギッシュな作品とベアブリックのコラボレーションを魅力的に感じるように演出しました。どこか哀愁的でどこか破壊的な感覚を映像でも感じてもらえたらと思います。
■笹田靖人KUJAKUミュージックビデオ
 
■笹田靖人オフィシャルWEBサイト
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