アメリカのカリフォルニア州出身の三姉妹ロック・バンド、ハイム。2013年にリリースされ、グラミー賞「最優秀新人賞」にノミネートされたデビュー・アルバム『デイズ・アー・ゴーン』に続く4年ぶりのセカンド・アルバムが7月7日に発売された。iTunesはUS、UK他、10の国と地域で1位を獲得している。
シングル「ウォント・ユー・バック」が5月に先行リリースされた時、ハイムの友人のテイラー・スウィフトが2か月ぶりにInstagramに投稿したことがニュースになった(テイラーのコメントは「On. Repeat. Til. The. End. Of. Time‼️‼️‼️‼️‼️‼️❗️」=永遠にリピート!)。5月にはアメリカのテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演して新曲を2曲パフォーマンスしたが、番組の今季2番目の高視聴率だったそうだ。
アルバムのプロデュースはアリエル・リヒトシェイド(ハイムの前作、アデル、マドンナ他)、ゲスト・ミュージシャンにはロスタム(元ヴァンパイア・ウィークエンド)やデヴ・ハインズ(ブラッド・オレンジ)、オーウェン・パレットらを迎えている。海外メディアの評も「“ウォント・ユー・バック”は世界を制覇するサマー・アンセム」 (The Line of Best Fit)、「ハイムはロックに未来があると信じさせてくれる」(LA Times)などポジティヴな見出しが踊り、音楽ファンなら絶対に聴きたい強力な魅力にあふれるアルバムと言える。
アルバム発売直後の7月9日、ロンドンで発売記念のサプライズ・ライヴを行った。約1,000枚の貴重なチケットは発売後90秒間で完売したそうだ。7月11日には同じくロンドンで映画監督のポール・トーマス・アンダーソン(アルバム収録曲「ライト・ナウ」のスタジオ・ライヴ・ビデオも撮影・監督した)がレコーディング中に撮影・監督したショート・フィルム「Valentine」の上映会も開催される。ハイムは自身のソーシャル・アカウントからこれらのイベントについて情報提供し、ファンに応募を呼び掛けている。現場はハッピーな雰囲気であることは間違いない。
初ライヴは10年前だったというハイム姉妹。これまで様々な音楽を吸収し、演奏し、そして丁寧に作られた最新の作品。
世界の音楽ファンが、この三姉妹の音楽を今大歓迎している。
<商品情報>
『サムシング・トゥ・テル・ユー』 発売中
CD: UICP-1179 / ¥2,500+税
日本盤ボーナス・トラック1曲収録
<「ウォント・ユー・バック」ミュージック・ビデオ>
<プロフィール>
眩い季節に楽器を持ったカリフォルニアの三人姉妹=ハイム。
カリフォルニア、サン・フェルナンドのヴァリー地方出身のエスティ(ヴォーカル、ベース)、ダニエル(ヴォーカル、リードギター)、アラナ・ハイム(ヴォーカル、リズムギター、キーボード、パーカッション)。もともと家族で”ROCKINHAIM”というクラシック・ロックのカヴァー・バンドをやっていて、そこから三姉妹がハイムとしてバンドの活動を続けていった。米SXSW、そしてTHE GREAT ESCAPEという新人登竜門的ショーケース・イベントで大絶賛を受けて、ポリドールUKと契約。2013年「BBC Sound of 2013」で1位を獲得。同年フジロック・フェスティバル出演、秋にリリースされたデビュー・アルバム『デイズ・アー・ゴーン』は全英1位、全米6位。2014年1月来日公演(東阪)はソールド・アウト。フォーク、ロック、ハードロック、90年代R&Bまでを上手く溶け込ませ、その独特なタイム感と空気感を生み出している。