INTERVIEW

家入レオ、初の日本武道館公演についてインタビュー

4月30日、家入レオが初の日本武道館公演を行った。2012年2月にシングル「サブリナ」で現役高校生シンガーとしてデビューし、「Shine」「太陽の女神」「Silly」など、数多くのヒット曲を生み出してきた。今年2月にデビュー5周年を迎え、初のベストアルバム『5th Anniversary Best』をリリース。そのアルバムをフィーチャーした今回の5周年ライブは、集大成的なまさしくベストと呼べる内容となった。そんなライブを家入レオ本人に振り返ってもらった。

——“日本武道館”は多くのアーティストがライブを行ってきた場所ですが、家入さん自身、どんな思い入れがありますか?

家入レオ デビュー前からすごく憧れていた場所で、ずっと立ちたいと思っていたステージです。でも、そこは自分の努力だけでは何ともならない場所じゃないですか。応援してくださる方たちがいてくださって立てるステージなので、その場所で歌えたことがすごく嬉しいです。

——デビュー5年という節目での武道館。感慨深いものがあったと思いますが。

家入 はい。デビューして5年で武道館っていうのは、人によって早い遅いっていろんな感じ方があると思うんですけども、私はこのタイミングで立たせていただいて良かったと思っています。たくさんの方に祝福していただいたステージだったので楽しく歌えました。

——ライブのテーマやコンセプトなど、どんなライブにしたいと思って臨みましたか?

家入 年表みたいなものを見た時に、この5年間でよくこの枚数のシングルを出したなぁって思ったんです(笑)。普段のツアーだと新しいアルバムの曲がメインになるので、過去のアルバム曲もそうなんですけど、シングル曲でさえもなかなか歌えなくなってる曲があるんです。今回のライブは、5年支えてくれたみんなにありがとうって気持ちを伝えたいというのが一番だったので、ちゃんとシングル曲は披露しようと思いました。ただ、ファンの皆さんはコアな曲も聴きたいだろうなと思ったので、中盤にコアな曲をやりました。自分の中のダークな部分をみんなに見てもらえるような選曲だったので、いいバランスだったんじゃないかなって。初めて私のライブを観るという人もずっと支えてくれた人たちも楽しんでもらえるように、両方を汲み取りました(笑)

——楽曲のことも聞きたいと思ってますが、その前に衣装について聞かせてください。

家入 はい。今回、3種類の衣装を着させていただきました。デビューして最初の3年は、自分というものを持ってないと一度ブレちゃうと舵を切り直すのが難しくなってしまうんだろうなという気持ちがあったので、周りから「そこまで意識しなくてもいいんじゃない?」って言われるぐらい細部にまでこだわってやってたんですよ。「これは私らしくないな」とか。でも今、自分というものがある程度のことでは崩れないっていう自信が生まれてからは、いろんなことにトライしてもっと自由にやっていくべきなんだなって思うようになりましたし、「自分はこうだから」って決めつけると世界が小さくなっちゃうなって」

—アーティストイメージを固めるのも大切ですけど、それが後で自由さを奪うこともありますからね。

家入 そうなんです。自分で考える自分らしさってたかが知れてるし、「レオちゃんはもっとこういう歌も歌えるよ」って提示してもらえるのってすごく嬉しいことなんだなって気づきました。一つのことにこだわって「これしか歌えない」っていうのもかっこいいけど、私は喜怒哀楽の一つ一つがハッキリしてる人間なので、どんなタイプの曲も歌えちゃうんです。誰かとコラボしたり、セッションしたりすることでそういう面白さを引き出してもらえたらいいなという気持ちもあるので、最近は音楽もそういう作り方をしています。衣装もそう。今回の衣装のデザイナーさんは去年のツアーでもご一緒させていただいたんですけど、ズボンだけじゃなくていろんなトライアルをしたいなと思った時に知り合って、今回もお願いさせていただいたらいいお返事をいただきました。

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