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「やっぱ自分の気持ちが泣かんと、ギターも泣かんし、人も泣かせられん」。 がらくたロボットの最新ミニアルバム『BREAK OUT』の魅力を、 鼻っ柱の強い糞ガキのヤマモトダイジロウがクールに語った!!

本日3月8日に最新ミニアルバム『BREAK OUT』を発売するがらくたロボット。フロントマンの2人が20歳、後ろを支えるドラムが25歳と、まだまだ鼻っ柱の強いガキどもだ。でも、3人が掻き鳴らすロックンロールには、酸いも甘いも知り尽くした大人たちが「ヤベェ!!」と痺れる「本物な匂い」があふれている。本能を直撃し、気持ちも身体もグッと引き込むスリリングな衝撃がそこには満ち満ちている。

彼らの音楽に触れた連中は、口々にこう語る。「60年代のブリティッシュビートが、ここに生きていた」「あの頃のヤバいガレージロックが、今ここに甦った」「パンクの衝動を、今も生々しく受け継いだ奴らがいる」「あの頃のめんたいビートが、まさか今の時代に聴けるなんて」と。

確かにがらくたロボットの音楽には、その当時の音楽性や生きざまにも似た強烈な匂いが染みついている。でも彼らは平成生まれであり、その時代の音楽をリアルに体験もしていなければ、けっして憧れで演奏しているわけでもない。とくに全楽曲を手がけるヤマモトダイジロウは、生まれたときから先に触れた音楽へ暮らしの中で当たり前に接してきた男。まさに、申し子のような存在。でも彼らは現代に生きている若者たち。その音楽には、間違いなく今の時代の中で感じているフラストレーションや未来を見据えた夢が刻まれている。だから、幅広い世代から支持をつかんでいるのだろう。以下に、ミニアルバム『BREAK OUT』について語ってくれたダイジロウの言葉を記そう。少しでも、がらくたロボットのことを知り、彼らの音楽が生まれた背景を感じてもらえたら幸いだ。

「ミニアルバムの『BREAK OUT』に詰め込んだテーマが、「抜け出せ!!」「こっから動き出せ!!」ということ。この中に入れた6曲を一つにして、俺らは新しい何かを起こしてやる。後ろを見ず前だけを向いて進む、そんながらくたロボットの覚悟を背負ったのが、この『BREAK OUT』という作品。

頭に持ってきた『Lonely It’s Allright』は、今現在の一番リアルながらくたロボットの姿。俺も、誰もがみんな独りぼっち。独りぼっちで何が悪い!?、それでええって叫んでる。

「抜け出せ」をテーマに作った『Bye Bye Baby』や勢いを持った『BREAK OUT』はまさに、がらくたロボットらしい曲。音源も恰好いいけど、ライブのほうがもっと恰好いい。

『キングコング』は、昔、神戸で活動していたthe chelsea flower showというバンドのカバー。俺の曲じゃないけど、今やもう俺らの曲って感じがしてる。『リンダ』はニューウェイブみたいな匂いがあって、俺は好きな曲。『BREAK OUT』には、こういう『リンダ』みたいな表情もないと絶対にあかん!!

最後に入れた『ハネル』は、がらくたロボットを組んだときに初めて演った曲。気持ちのまんまに叫ぶしかない。それが15-16歳当時の俺の剥き出しな言葉であって、今もある気持ち。『BREAK OUT』みたいな曲って、歌詞を書き殴って音をガーンと鳴らしたら、勢いや衝動でどないかなるよ。でも、『ハネル』のような絞り出す歌は、自分の気持ちと向き合うことがすべて。それこそ、このアルバムの中で一番衝動的で衝撃的なのが『ハネル』。『ハネル』ではギターも、いい感じで泣いてる。やっぱ自分の気持ちが泣かんと、ギターも泣かんし、人も泣かせられん」

けっしてトークが上手い奴ではない。でも、鼻っ柱の強い言葉の裏には強い自信が漲っている。是非がらくたロボットの音楽に触れ、その衝撃に嬉しい驚きを感じていただきたい。最後に、ダイジロウの言葉を贈ろうか。

「アンプにシールドぶっ込んで、ガーンとギターの音を鳴らす。それががらくたロボットなんで。それ以上はいらない。それさえあれば、俺は無敵になれる!!」                                                            TEXT:長澤智典

MV『Lonely It’s Alright』は⇒ https://youtu.be/GM2_Ld7nXAQ

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